SwitchBotのスマートプラグが壊れたので分解してみた

以前紹介したSwitchBotのスマートプラグが壊れました。

指定した時間にオンになって、スマートフォンの充電が完了したらオフになる、そんな使い方をしていて大変便利に感じていました。過充電によるバッテリーの劣化を防ぐのに大変有効でした。

それが、ある日突然使えなくなりました。

目次

症状

夜部屋でくつろいでいるときに突然、破裂するような音が聞こえました。けっこう大きな音。直感でなにかのバッテリーが破裂したかなと思いました。

で、手元のモバイル関係の危機をチェック。

特に問題がなかったので、ACアダプターも確認。

結局この日は何が原因だったのか不明のままでした。

原因はSwitchBotのスマートプラグが駄目になっていたわけですが、何故かこの日はスマートフォンに充電ができたんですよね。下手をすると火災になっていたのかもと考えると怖いです。

翌日の夜にスマートフォンに充電ができないことで異常に気づきました。

タイマーで指定した時間に電源がはいっておらず、物理ボタンを押しても反応無し。

接続している電源タップの方の異常の可能性もあるので、一応チェックしましたが、問題なし。

ここで、SwitchBotのスマートプラグが原因と結論づけました。

その後ネットで調べると、同じように突然使えなくなったという声がたくさん・・・

分解して中を見てみる

内部で何かしらの機器が壊れたようなのでこのまま処分ですが、せっかくなので中身を確認しておこうと思います。

ネットで調べた故障原因は内部のコンデンサーがだめになったというのがほとんど。

スイッチボットスマートプラグ分解01

コンセントに差し込む側、プラグある側からとりはずします。ただし、ガッチリシーリングされているので開けるのはかなり大変です。

カッターで何度も切り込み入れたら、模型用のオープナーを差し込んでグリグリと回転させるように動かしてはずしていきます。上下部分がはずれたら、あとは強引にオープナーで引き剥がしました。

スイッチボットスマートプラグ分解02

なにやらケース内に黄色い液体みたいなのが飛びっていました。それ以外は特に問題ないように見えましたが・・・

スイッチボットスマートプラグ分解03

緑の部品が妙に上に浮いています。

どうやらこれが問題のコンデンサーのようです。これが破裂して前日の音が発生したと思われます。

電気回路についてはまったくの無知なので、これがどういう役割を果たすのかはわかりませんが、ネット上の故障の症状を見てみると、電源のオンオフを繰り返す動作が多いようです。

なので、そのあたりの動作を制御していたと思われます。

自分の場合そういう症状があった記憶はありません。この製品はスイッチを入れるときに「カチッ」と音がなるのでそういう動作があったらすぐに気づくと思います。

破裂音が聞こえたのもスイッチがオフ状態のときで、しかもその日の夜はスマホに充電ができていました。まぁこんな状態で充電できたのもたまたまだったのか、とにかくスマホが壊れなくて良かったと思います。

電源オフ状態でも、ネットの通信を監視するために一定の電気は流れているでしょうからその負荷があって破裂したのだと思います。

買った当初、電源オフ状態でも本体がほんのり温かくて思った以上に待機電力がかかっているのかもしれないとは感じていましたが・・・

早いと数ヶ月でだめになったという人もいるようでしたが、僕の製品は2年半くらいは使えたのでまずまずもったほうなのかもしれません。それでもちょっと壊れるのが早い気がしますけどね。

2024年4月にリコールがあったみたい

ネット上で色々調べていたら、どうやら4月にリコールがあったようです。ある一定の期間に製造された製品が壊れやすいらしく、そのロット番号が掲載されていました。

SwitchBot公式のお知らせはこちら

僕の製品のロット番号もしっかり記載されていました。

でも、交換品の受付期間は2024年7月まで。もう終わってますやん・・・短すぎません?ていうか、こういうお知らせ全く知らなかったんですけど・・・

詳しい原因とか参考になるサイトとか

ということで、壊れた原因はコンデンサーの破損のようでした。さすがにメーカーも看過できないくらいの故障の報告があったんでしょうね。リコールするくらいですから。

ただ、レビューを見てみるとリコール後も短期間で使えなくなったというものもあるので、もう一回この製品を買うかどうかは悩みますね。

今回の故障についてより詳しい検証がされているサイトがありました。

こちらのサイトによると、コンデンサーの破損は内部の温度によるもののようです。電源オフ状態でもほんのり温かったので、実際に電気が流れているときはもっと熱くなっていたのでしょう。

新しいロットの製品では、該当のコンデンサーが新しいもの(品質の良いもの?)に交換されているようで、メーカー側も問題がコンデンサーにあることは把握しているようです。

しかし、内部構造自体は変わらないので耐久性が向上しているかはまだこれからという感じですかね。

ちなみに壊れた物でも、コンデンサーを交換すればまた使えるようになるようです。

ハンダ自体ほんとんど使ったことがないので、僕は修理はできませんし、もしできたとしても一度トラブルがあった物は使うのが怖いです。電気周りは火災の可能性もありますしね。

参考になるサイト。治す過程も記事にされているので、自分で修理したいという方は参考にしてみてください。(ただし自己責任で)

僕の製品が比較的長く使えたのは、多分使用頻度が低かったからだと思います。

基本的に夜スマホを充電するためだけに使っていました。

スマホの充電が終わったら電源がオフになるよう設定していたので、使用時間は長くても3,4時間くらいで、それ以外の時間は電源オフ状態。そんな使い方で2年半くらい使えました。

スイッチボットの製品の中でもこのプラグミニが故障報告が多いようで、ひょっとするとスマートプラグという製品自体が故障しやすいのかもしれません。

スマホの過充電を防いでくれるので、ものすごく重宝していましたので、今後どうしようか考え中です。

もう一度同じものを買うか、別メーカーのものを買うか。

いくつか調べて代替製品の候補はこの2つかな。

Amazonベーシックでもスマートプラグが発売されているようです。取り扱いが最近なので、耐久性能は未知数ではありますが。

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