最近パソコンを新調しました。
自作パソコンを使っているので、正確には新調というよりは中身を入れ替えただけではあるんですが。
今までは、ストレージはCドライブに500GBのM.2のSSD、1TBのシリアルATAのSSDをDとEドライブに分けて使っていました。
新しいストレージの構成は、CとDドライブをそれぞれ1TBのM.2SSDにして、今までD・Eドライブとして使っていたシリアルATAのSSDをEドライブにしました。
結果Cドライブとして使っていた500GBのM.2SSDが一つ余ることになりました。
せっかくのM.2SSDなので使いたかったのですが、マザーボードには2枚までしか差し込めるところがなく物理的に使用不可になってしまいました。
そこで導入したのが、M.2SSDの外付けケース。
今回購入したのは、玄人志向の玄人志向 M.2 NVMe SSD ケースGWM.2NVST-U3G2CCA
お値段は、3131円。大体3000円前後が適正価格という感じです。
対応USB | USB3.2Gen2/Gen1,USB3.1,USB3.0,USB2.0 |
対応SSD | NVMe,SATA接続 |
対応SSDサイズ | 2280/2260/2242/2230 |
サイズ | 長さ:107mm 幅:29mm 高さ:12mm |
重さ | 約50グラム(本体のみ) |
開封
外箱
箱の大きさは、縦約13センチ、横約8センチ、厚さ約3.7センチ。
中身一覧
箱から出すと最初に本体、その下にケーブルなどのその他の付属品が入っています。
箱から取り出すとこんな感じ。
M.2のケース本体と、ケーブル。特殊ネジ用のドライバーが付属していました。
あとは、ネジと熱伝導シート、マニュアル。
熱伝導シートで本体とM.2を接続し、本体をヒートシンクとして冷やすという感じのようですね。ケース本体はアルミのようで軽いです。
ケーブルは、CtoCとCtoAのUSBケーブルが付いてます。かなり短いので、デスクトップよりはノートパソコン向けかな。
組み立て
M.2をケースの中に組み込んでいきます。
ケース本体は裏側にあるネジ一本で固定されています。このネジは特殊な形状のネジなので、付属のドライバーを使います。
なぜここ一本だけ特殊ネジを使っているのかは謎です。そのためにわざわざドライバーも付いているし、コスト的には普通のプラスネジでも良いのでは?と思います。なにかそういう決まりあるのかな?
開くと中に基盤が入っています。この基盤にM.2を取り付けます。基盤は簡単にケースから取り出すことができます。
差し込み方は、マザーボードに差す方法と同じ。ネジで止めるまでは、M.2本体は浮いた状態になります。初めてだとこの感じがちょっと不安になるんですよね。
差し込んだら、SSD固定用金具(丸い金属のやつ)をSSDにはめ込みます。真ん中が凹んでいるので、そこをSSDにはめ込みます。
基盤を裏返しにして、ネジで固定します。
そうするとこんな感じで固定されます。これでもうほぼ完成みたいなものですね。
続いて、SSDに熱伝導シートを貼り付けます。
スペックとかメーカー名が書いてあるシールの上からペタっと貼っちゃいます。
熱伝導シートを貼ったら、基盤をケースに入れます。
熱伝導シートを貼った方を下にして入れます。USB端子の側を先に入れて行けば簡単に入ります。
最後にケース裏のネジを締めれば完成です。
使用感
大きさと軽さがメリット
特にいいと感じるのは、大きさと重さ。
重さは56g。横3センチ、縦10.5センチ、厚さ1.5センチ。
USBメモリに比べると大きいですが、実際に手に持ってみると非常にコンパクトな印象。
大容量のデータ保管だとHDDには及びませんが、軽いし取り扱いがHDDほど気を使わなくていいのは利点かなと思います。
普通に外に持ち出せる大きさと重さだと感じました。大容量のM.2を組み込めばUSBメモリーとは比較できないストレージを持ち運ぶことも可能ですね。
外で動画をたくさん取る時にあると便利かもしれません。(大容量するすぎるとなくしたときの喪失感はやばいですけどね)
まぁ、最近はUSBメモリーと同じくらいの小型の外付けSSDが出てきているし、M.2SSD本体と今回のケースをあわせた値段とおなじくらいで購入できてしまうので、新たに外付けストレージとして買うならこっちのほうが良いですね。
今回の商品は、あくまでPCのストレージを変更した際のあまったM.2SSDを使いたいというときに買う商品だと思います。
ケース本体が3000円と、HDDケースよりもややお高めなこともありますし。
HDDに比べれば記憶容量は少ないですが、2023年9月現在M.2SSDはかなり安くなっています。使っているパソコンのストレージを最新のM.2SSDに替えるのにちょうどよい時期だと感じます。
そして、あまったM.2をこのケースに入れてバックアップ用とかモバイル用だとかに使うのが良いと思います。
外付けストレージとして速度
付属のUSBケーブルを使って接続しましたが、遅いとは感じませんでした。
参考にマザーボードに接続しているときの速度もあげておきます。(ランダムアクセスでUSB接続の方が速度上がっている所もありますが・・・)
長期間の放置は大丈夫か?
個人的にも少し気になるところでした。
実際に半年くらい前に放置してあったSATA接続のSSDを使ってみましたが、問題なくデータの読み込みはできました。
ただ、ネット上での情報を調べると、3ヶ月でデータにアクセスできなくなったとういう情報もあったり逆に1年以上放置でもデータは消えなかったと色々あるようです。
個体差とかどのメーカーかとか保存状態だとか色々な条件で結果が異なるように感じます。
確実にこれなら大丈夫ということは言えないのかなというところでしょうか。個人的には、ウエスタンデジタルやSanDisk、クルーシャルといった有名ブランドの製品ならば問題ないと感じています。
まとめ
- 軽い
- 外に持ち出せる大きさ
- 大容量のモバイルストレージとして利用できる
- HDDよりも取り扱いが楽
- ケースの値段は高め
- より小さいUSBのSSDがあるので、わざわざSSDとこのケースを買う必要性がない
- 長期保存については不透明
PCを自作する人が減っている現在ではかなりニッチな部類の商品になるのではないかと思います。
それでも、ストレージを変更したときにあまったM.2SSDが再利用できるようになるのは嬉しいと感じました。
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