最近パソコンを新調しました。
クリーンインストールでWindows11を入れたので、今まで使っていたアプリを一から入れなおす必要があるわけですが、Windows11には、タスクバーにMicrosoft Storeが最初から配置されていました。
今まで使ったことがなかったので、Microsoft StoreからiTunesをダウンロードしてみました。
が、これが罠でした。
結論から言うと、iTunesを起動するのに3分もかかりました。
今回は、起動遅い問題の解決と再インストール後のエラーの解決方法について解説します。
Microsoft Storeとは
Microsoft Storeとは、スマホでいうところのGoogle PlayやApp Storeと同じで、WindowsPCのアプリケーションをダウンロードするところです。
Microsoft Store以前は、欲しいアプリケーションはそれぞれのサイトに行ってダウンロードしたり、まとめサイトから探したりしていました。
ただ、昔からVectorや窓の杜がありたくさんの有料・無料のアプリケーションをダウンロードできるサイトがあったので、実際のところはMicrosoft Storeのような機能はあったわけです。
まぁ最近は偽サイトが多くあるので、最初からMicrosoft公式でアプリをダウンロードできるところを用意してあるのは安心感はあるとは思いますが。
iTunesの起動が激遅い
Microsoft Storeからのインストールは簡単で、欲しいアプリケーションを検索して「入手」ボタンを押すだけ。あとはインストール完了まで待つだけ。
さて、iTunesをインストールしたわけですが、いざ起動しようしとアイコンをクリックしても何も反応がない。
最初だから色々時間かかるのかなと思って別の作業していたら、忘れたころにiTunesの画面が起動。遅いのが気になりつつ、今まで使っていたライブラリを読み込んだりいくつかの設定をしていったん終了。
そのあともう一度使おうと思ってアイコンをクリック。
やっぱり全然起動しない。
新しいパソコンは、最新世代のCore i5搭載で起動ドライブはSSD。どう考えてもアプリケーションの起動に数分もかかるわけがない。(数年前のパソコンでもこんなにかかりません・・・)
さすがにおかしいと思ってネットで調べたら、2年前くらいのものですが同じように起動が遅いという悩み相談を見つけました。
問題はBonjour Serviceか
起動が遅いという悩み相談の解決欄に「Bonjour Serviceをインストールしたら解決した事例もある」と書いてありました。
Bonjour Service
Bonjour ServiceとはWindowsでApple製品を管理するサービスプログラム。
正直詳しくはわかりませんが、どうもこれが関係している模様。
サービスプログラムは、タスクマネージャーを起動して、「プロセス」というところから今現在動いているプログラムを見ることができます。
さっそくタスクマネージャーで探してみると、見当たりません。
ひょっとするとサービスが停止しているかもしれないと思い、「コンピューターの管理」→「サービスとアプリケーション」→「サービス」で検索もこちらでも見当たらず。
どうやらBonjour Serviceはインストールされてない?
2020年や2018年と少し古いですが、いくつかの記事にStore版のiTunesでは、iPhoneやiPadの接続ができないとの情報もありました。
おそらくこれもBonjour Serviceがないために起きた問題ではなかろうか。
iTunesを再インストール
起動させるのに3分もかかるアプリケーションは使い物にならないのでいったんアンインストールして、Appleのホームページからダウンロードすることに。
早速インストールすると、最初にBonjour Serviceをインストールと表示されました。おそらくこれで問題は解決か・・
AppleのホームページでもMicrosoft Storeに飛ばされるいう罠があるので、下記のところからAppleのホームページに移動します。
そうしたら、
「Microsoft Store にアクセスできない場合」
のところからダウンロードします。
その上のアイコンをクリックするとストアに飛ばされるので注意。
バージョン違いでiTuneseが起動できない
インストールされたので早速起動しようとしたら、
と表示されて起動できませんでした。
しかもこれ以上なにもできません。OKを押すとそれでアプリケーションは終了します。
詰んだかな、と一瞬思いました。
これは、最初にインストールしたストア版のiTunesが、後インストールしたiTunesよりもバージョンが新しかったために起きた現象。
解決方法
要は、デフォルトのiTunesフォルダのライブラリファイルがだめなので、ライブラリファイルを新規に作れば解決はできそう。
解決方法はいくつかあるとは思いますが、ライブラリを新規に作成する方法を試したらうまくいったので紹介します。
ということで、新しいライブラリを作る方法を紹介します。
インストール時に何も変更してなければ、「ミュージック」→「iTunese」のフォルダにある「iTunes Library」ファイルを、デスクトップにあるiTunesアイコンにドラッグアンドドロップします。
そうすると
こんなウィンドウが表示されるので、「ライブラリを作成・・・」を選んで、適当なところに新しいライブラリを作ればOK
これで、起動できるようになりました。
その後iTuneseを起動すると、最新のバージョンにアップデートがはじまるのでしばし待機。
アップデートが完了したら今まで使っていたライブラリを呼び出して以前の環境が戻りました。
起動も早くなり問題も解決しました。
Microsoft StoreのiTunesは評価が低かった
iTuneseも過去のものになりつつあるような気がしますが、Ipod以来使い続けてきてプレイリストや再生回数などのデータも蓄積されているし、iPad、iPhoneも使っているとやはりiTunesが一番使いやすいです。
最近のMicrosoftは、ブラウザのエッジがだいぶ使いやすくなったり、Windows Defender(Windowsセキュリティ)の性能が向上してセキュリティソフトが必要なくなったり、Officeソフトがオンラインで無料で使えたりとユーザーに恩恵をもたらしてくれています。
一方で、Edgeの使用やOffice有料版のごりおしやOneDriveとの自動同期設定とか露骨に自社製品を押してくるようになりました。
使いやすければいいんですが、案外そうでもないものやユーザーにとってはいらなかったりするものもあります。
もちろん営利企業なので利益を追求するのはわかりますが、ユーザーの不満を上げてまで売り込むのはいかがなものか。
アンドロイドとかMacOSとかがんばっていますが、なんだかんだ言ってビジネスでもプライベートでもWindowsは圧倒的シェアは変わりませんからユーザーは我慢するしかないんでしょうかね。
今回のiTunesアプリが使えなかった件が、自社製品を売るための制限なのかはわかりませんが、正直Microsoft Storeの他のアプリも何らかの制限があるかもしれないと感じてしまいますね。
ただ、アプリケーションを提供しているのはAppleなので、ひょっとするとApple側がそういう制限的なものをこっそり入れていたのかもしれないと考えると一概にMicrosoftだけを責めるのも酷な気もします。
結局どこに問題があるのかは不明ですが、確実なのはMicrosoft StoreのiTunesの評価は低いということと、最近2,3か月にも不具合のコメントがあるということです。
iTunesを使うなら、Appleのホームページからダウンロードしましょう。
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