【扇風機】山善BLX-HED303ホワイト・レビュー

今まで使っていた扇風機がだいぶガタが来ていたので、扇風機を買い替えました。

前に買ったのは一体いつだったのか覚えていませんが、92年製って書いてあったのでたぶんそのくらいなんでしょう。

というか、その頃はまだ子供でした。たぶん初めて自分の部屋をもらったときに夏の暑さ対策で買ってもらったものだと思います。

何度か倒したせいもあって動きも悪くなっていました。買い替えようと決意してから3回くらい夏が過ぎました。そして2023年ようやく・・・

30年前の年代物の扇風機
東芝の1992年製モデル

今回買ったのは山善のDCモータータイプの扇風機。お値段は11800円で購入しました。

安く売っている扇風機はACモーターで、値段が高いものは大体このDCモーターを搭載しています。(有名メーカーだとACモーターでも1万オーバーもあるので買うときはしっかり確認必要)

違いは、消費電力がDCモーターの方が少ない。また、風量がかなり細かく設定できるという点もあるようです。

技術的な違いはもっとあるようですが、イチ消費者のメリットはこんな所でしょうか。

目次

開封

収納されている箱の大きさを500mlのペットボトルと比較してみました。(正直あまりよくわかりませんね・・・)

使わない時は、箱に収納しておくので、箱の大きさも結構重要だと思っています。扇風機って使う期間短いですよね。

箱の大きさ
  • 横 :約58cm
  • 高さ:約36.5cm
  • 奥行:約18.5cm

開けると、バラバラになっている扇風機がでてきました。

組み立て式のようです。本体と土台が別々だから箱が薄くなっているんですね。良きかな。

土台部分。ここに本体の支柱をはめ込む形になります。直径は約35cm

最近は大きめの扇風機が多いので、標準的なサイズでしょうか。

風を送るメイン部分です。羽根が独特の形をしています。7枚羽根。この羽根の数が多いほど自然に近い風が送れるそうです。

羽根をガードする部分は、前面がフラットになっています。昔の物は前面の部分が前にせり出すようなデザインが多かったですが、最近の物はフラットが主流ですね。

モーターが搭載されている支柱部分。これをさきほどの土台に接続して使います。

リモコンとリモコンを入れておくケース。ケースは本体の支柱に取り付けられるようになっています。

内容物は、あと説明書が入っています。

組立

収納がコンパクトになる代わりに組み立てという作業がでてきます。収納スペースがあるならそのまま保管できますが。(収納スペースほしい・・・)

まずは、土台と支柱を接続します。

土台部分にある穴にコンセントのコードを通します。コードを先に通しておかないと支柱本体が接続できません。

コードを通したら支柱を接続します。

支柱を接続したら、裏面にあるロックをします。四角に囲っている部分にあるのがロック。写真はロックしている状態です。

外すときは、写真のロックを上に動かして、丸に囲ってあるところの爪を外側に引っ張ることで取り外しが可能。

続いて羽根を接続します。最初は、矢印部分にキャップがついているので、まずこれを外します。

最初にカバーの裏側を取り付けます。穴と突起の位置を確認しながら取り付けます。

カバーをつけてたらその上にキャップをつけてしっかり固定しましょう。

続いて羽根を取り付けます。

羽根にあるへこみ部分と、本体の軸にある突起部分挟まるように調整して接続します。

こんな感じに入っていればOK。

羽根をつけたらこちらにもキャップをしっかりつけます。

最後に全面カバーをつけて完成ですが、全面カバーには6つの爪があり、これを後ろのカバーにしっかり取り付ける必要があります。

これをしかっり取り付けるのが少し苦労しました。

上のフックをひっかけて、左右の爪を固定させていこうとしたら、左を固定すると右が固定できない、っていう感じでなかなか取り付けられませんでした。

個人的にやりやすかったのは、まず上のフックをひっかけて、その後下側にあるクリップ部分を差し込みます。この時点ではまだクリップの固定は行わず、左右にある爪を押し込んでいきます。

すべて押し込んだらクリップ部分を固定して完成です。

めでたく完成!

大対こういう家電はお店で見るとそれほど大きく見えなくても、家で見ると結構大きく感じるものです。

この扇風機に関しては、土台部分が少し大きいかなと思いました。まぁ、土台が小さいと安定感が悪くなるので仕方ないところですかね

本体の大きさ
  • 高さ(最大):約90cm
  • 横  :約36cm
  • 奥行き:約36cm

ちなみに今まで使っていた扇風機と比べるとこんな感じ。前に使っていた扇風機は羽根の直径が18cmの物でした。

新しい扇風機は羽根が30cmなのでやっぱり全然大きさが違いますね。

最近の扇風機にはもうこういうコンパクトなタイプはほとんどありません。これくらいのサイズが欲しい場合は、サーキュレーターが選択肢になってきますね。

機能

ここからは、扇風機の機能を紹介します。

スイッチ類はこんな感じ。

搭載されている機能は下記の通り。一通りの機能は備わっています。

  • タイマー(入り・切り)
  • 首振り機能
  • 風の強さは4段階
  • リズム機能
  • 温度センサー

タイマー

設定した時間になったらオン・オフにする機能です。寝るときなどに使える便利な機能。

切タイマーと入りタイマーの組み合わせも使えます。

例えば、4時間後に切ってその2時間後にまた動かすという使い方ができます。実際に使うかはわかりませんが。

個人的に切タイマーの時間が短いかなと思いました。6時間はほしかったなぁと。

一応、電源の切り忘れのために8時間でいったん電源が落ちるようになっています。これを使えば、朝の起きる直前で電源を切ることも可能ではあります。

首振り機能

左右に首を振る機能。上下には動きません。

上下については、自分で動かす必要がありますがあまり上向きにはできません。

部屋の上にある空気を動かすには不向きだと感じました。ここは残念ポイントです。

風量

風量は、「静音、弱、中、強」の4種類です。

DCモーターは風量を細かく設定できるのが売りの1つですが、個人的にはそんなに必要ないので4種類の物を選びました。

他の製品には、9種類とか12種類くらいに風量が分かれている物もありましたが、正直ボタンを何回も押すのは面倒だと思います。

普段は弱い風を使っていても、暑い外から帰ってきたときやお風呂上りなんかは強めの風がほしくなります。その時に何度もボタンを押すのは煩わしいなと感じました。

なので、今回は4種類の物を選びました。

リズム機能

風を強くしたり弱くしたりする機能。今の扇風機は大体ついている機能です。

一定間隔でモーターが回ったり止まったりして風に強弱をつけます。

リズム機能を使うには、いきなり使うことはできず、風量ボタンを4回押す必要があります。これは、ちょっと面倒ですね。

温度センサー

この製品の特長がこれ。

「24度、26度、28度」の3つが設定可能で、この温度以上になったら扇風機がオンになって風を送ってくれる機能です。

就寝時に使えそうな機能です。

この機能を使っているときは、タイマー機能は使えないようです。

温度が液晶部分に表示されます。

温度は温度センサー機能を使わなくても、常に表示されています。

一応数秒すると液晶の明るさは少し落ちるのですが、それでもなかなか明るいので寝室で使うときは注意が必要かもしれません。

使った感想・気になる所

買ってから2週間くらい使っての感想です。

風の強さ

新しいので、動きもスムーズだし羽が多くあるせいか風が優しく感じます。

風量についてですが、古いものは強弱の2種類だったのでそれと比べると(30年前の製品と比べるのもなんですが・・・)

古い扇風機の「弱」が、新しい扇風機の「中」と同じくらい。新しい扇風機の「強」は、古い扇風機の「強」より少し弱い感じ。とはいえ、実際は比べないとわからないし、暑い日に外から帰ってきて「強」で急速冷却しましたが、特に問題ない強さでした。

お店で比べたときに、他のDCモーターの扇風機よりも「強」の風は強い印象でした。

まぁ、実際には「強」はそれほど使わないし、よほど広い室内でなければそれほど気にする必要はないのかなとも感じます。今回扇風機を買うのにこだわったところではありますが。

風の音について

「静音」だと風切り音は静かです。クーラー使っていればほとんど聞こえません。

「弱」になるとそれなりに聞こえますね。少し強めの雨が「ザー」と降っているような音です。

寝るときに「弱」を使って気になったのは、扇風機の裏側の風を吸い込むところから発生する「ブオー」という音。

この音はどんな扇風機でも発生しているのですが、「弱」の風切り音が小さいせいか、この風を吸い込む低音がすごく気になりました。

「中」以上の風量だと風切り音でこの低音はかき消されるのですが、さすがに寝るときには風量「中」の風切り音ちょっとうるさいかなと感じます。(古い扇風機は「弱」でも同じくらいうるさくても寝るときに使ってましたが。)

なので、今は寝るときは「静音」モードを使っています。風量はかなり弱めですが、空気の流れは作れているので問題なく使えています。

消費電力

DCモーターということで、売りである消費電力の低さはどうなのか。実際計ってみました。

静音モード

静音で2W、弱で7W、中で14W、強で21Wでした。

古い扇風機の弱モード
古い扇風機の強モード

古い扇風機では、弱で25W、強では40Wを記録しました。

こちらは、はっきりと違いが出ました。

新しい扇風機は「中」でも古い扇風機の「弱」より消費電力低いのは意外でした。

扇風機自体は1年のうち2~3か月程度しか使いませんが、暑い日はほぼ一日中動かすので電気の消費が下がるのはうれしいことですね。

気になった点

首の角度が上向き方向にあまり動かないところ。

これが最大角度。サーキュレータではないから真上を向くとかはいらないけど、もうちょっと上向いてほしかった。

上方向に風を送りたい時があるのですが、この角度だと座っている自分に風が当たってしまうんですね。

まとめ

山善の扇風機のレビューでした。

最後に良いところと気になったところをまとめておきます。

良い点
  • 低消費電力
  • 静かな「静音」モード
  • 8時間で自動電源オフ
  • 箱の大きさがコンパクト
  • 風量が4段階でシンプル
気になった点
  • 「弱」モード時の吸い込み音の低音がきになる
  • 首の上向き角度が低い。
    箱の大きさ
    • 横 :約58cm
    • 高さ:約36.5cm
    • 奥行:約18.5cm
    本体の大きさ
    • 高さ(最大):約90cm
    • 横  :約36cm
    • 奥行き:約36cm

扇風機を就寝中にも使う方は、特に音は気にしたほうが良いですね。風量と騒音はどうしても相反するので、どこかで妥協点は必要だと感じました。

僕自身は必要なかったですが、風量を細かく設定できるタイプは静音の中でも数段階の風量が調整できるのでそういうのを選ぶのもありでしょうね。

お店だと周りの音がうるさくてなかなか細かいところまでは確認できませんが、風切り音や首振りしているときのモーター音などは耳を近づけてしっかり確認したほうがいいと思います。

今年も猛暑が続いていますが、熱中症にならないように気を付けて乗り切りたいところです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次