今回は、モニターアームのレビューです。
Amazonのプライムセールで値段が安くなっていたので、モニターとともに思い切って購入しました。
Amazon ベーシックの製品はプライムセールでよく安くなるので、1万円を切ったらねらい目です。
Amazonベーシック デスクマウント シングル モニターアーム レビュー
このAmazonベーシック モニターアーム シングル ディスプレイタイプはエルゴトロンというモニターアームの会社のOEM製品です。
外観は変わらず、Amazonのロゴがあるのが違うだけです。それだけで数千円の違いがあります。
おもなスペック
- VESA規格:MIS-D、MIS-C(100x100mm、75x75mm間隔のVESA)に対応 32インチまで、11.3kgまでのモニターに対応
- アームの伸縮、角度調整、横向きから縦向きモードへの回転など、様々な位置に調整可能
- クランプはグロメット方式と挟み込み方式の両方に対応
- 保証: 1年(日本国内保証)
開封
それでは開封。
届いた箱の大きさはこんな感じ。比較にお茶を置いてみました。金属製の製品なので、それなりに重いですが、たぶん女性でも持てる重さだと思います。
開けると2段で収納されています。まずは1段目。説明書はものすごくしょぼいです。コピーした物を左上でホチキス止めしたものです。
この商品はOEMらしいので、元の製品の説明書をコピーして最初と最後にアマゾンベーシックの表紙をつけただけのようです。
結果的には説明書はこれでも十分でしたが。
2段目。机にかませるクランプ部分とモニターに接続する部分です。
内容物全部を並べました。
クランプ部分は机を挟み込んで固定するタイプと机に穴をあけてねじ止めして固定するタイプの両方に対応しているので、それぞれの部品が付属しています。
写真上にあるのは結束バンド。モニターに接続したときにケーブルを結束する物です。
組み立て
特に難しいこともなく説明書通りに部品を差し込んでいくだけ。
モニターに接続するアーム部分を直接クランプ部分に差し込むことも可能。シングル使用の時はこちらの方が、取り回しが楽かもしれません。
クランプ部分、机との設置をするパーツです。デフォルトは挟み込みになってます。
挟み込みは、机の厚さが1㎝から6㎝まで対応しています。
机に設置
高さ調整はこういう動きになります。モニターをつけてない状態だと下に動かすのに結構力がいります。
モニターの重みである程度動かすような感じなんですね。
さらにこの状態で手を離すと、上に戻る動きをするので調整しているときはケガをしないように注意が必要です。
調整部分
モニターの前後に動かす部分の調整ねじ。
写真上部のモニターの接続部分ですね。
ただこの部分最初メチャクチャかたかったです。緩めてもけっこうギチギチでした。
モニターを手前まで出して、見下ろしながら使いたい人はこの部分にミシン油をぬって滑りを良くした方がいいかもしれません。
付属の六角レンチで調整します。
締めるとアーム部分がスポッと抜けなくなります。
この部分はおそらく一番動く部分なのでそんなにきつくしない方がいいかもしれません。
土台との接続部分の調整ねじ。ちなみにこれはデフォルトの高さなので、もっと下に接続もできます。
ここはアームを上下に動かす部分の調整ねじです。
可動範囲
説明書には残念ながら可動範囲の細かいスペックは記載されていませんでした。なので、数値はエルゴトロンの製品から引っ張ってきています。
アームを伸ばしてモニターを傾けた状態です。モニターの傾きは後ろ70度・前5度、高さは上下33センチまで動かすことができるようです。
アームを伸ばすと最大64センチの長さ。モニターを縦にしたりもできます。
アームはすべて360度回転可能。壁際に置かなければグルグル回せます。
ちなみにAmazonで見てみるともっと安価で似たような製品もたくさんあります。耐荷重や素材の違いもあると思いますが、見落としがちなのが可動範囲。
個人的に注意が必要だと思ったのが、クランプ部分との接続の回転範囲ですね。安価なのはこの部分が360度回りません。180度だったりもっと回らないのもありました。
この部分に制限があるとモニターがおもったより引っ込まないという事態になるかもしれないので注意。
良い所・残念なところ
- 可動範囲が広い
- ドライバー無しで組み立てできる
- Amazonベーシックなので値下げが多い
- 動きがかたい
- 裏の配線の固定に結束バンドが必要
良い所
可動範囲が広い
上で説明しましたが、基本的に可動場所は360度回転させることができます。
可動範囲が広いければレイアウト変更した場合も問題なく使えるので安心です。可動範囲が狭いとアームが壁にぶつかったり、他の物と干渉したり、レイアウト変更時に考えていたところに配置できなかったりするので注意が必要になります。
僕も今現在は机の右側から左側にアームの位置を動かしましたが、軸が360度動くおかげで問題なく変更ができました。
柔軟な対応ができることが魅力です。
ドライバー無しで組み立てできる
机に挟み込んで固定するときのクランプ部分の固定は、手で回して締めるタイプですし、モニターを接続する所のネジも手で回して取り付けられるようになっています。
道具が必要となるアーム各所の調整ねじは、附属のレンチがあるのでそれを使用します。
特にモニター固定のネジが手で回して固定できるのは結構便利で、片手でモニターを支えて、もう片方の手でネジを回す作業ができるので作業が早く終わります。調整も簡単。
Amazonベーシックなので値下げが多い
Amazonベーシック製品は、セールがあると結構な割合で安くなります。ですので、エルゴトロンの物を購入するよりも安価に手に入るのは魅力的です。どうせ同じ物ならなるべく安く手に入れたいものですよね。
ただ、最近はAmazon最大のセールである7月のプライムセールくらいで安くなって以降はあまり安くなっていないのは気が掛かりです。円安の影響でしょうか・・・
残念なところ
動きがかたい
全体的に動きがかたいです。ある程度使っていると馴染んでくるところもありますが、油を塗らないと動かないような所もあります。
個体差かもしれませんが、僕の物はモニター周りの動きがやたらかたいです。
モニターを縦にする動きと寝かせる動きがとくにかたかったです。今はほとんど使わないので良いですが、モニターを寝かせる動きはPCでイラストを描くような場合には使う動きではないでしょうか。
いったん組み立てて、動きを確認し、自分の用途を考慮して必要な個所にのみ油を塗って動きを良くするみたいな使い方が良いかもしれません。
裏の配線の固定に結束バンドが必要
モニターの配線をアームの所に固定できるようになっているのですが、一部結束バンドを使う必要があります。
一応附属品でついてきますが、一度固定してしまうとやり直すのにバンドを切らなきゃいけないし、代わりを用意しなければいけないのはかなりの手間になります。
以前使っていたモニターアームは、アーム事態にケーブルを固定する部品がくっついました。それよりも値段の高い本製品にそれが無いのは残念ですね。
総評
元々のお値段が1万円を超えるものなので、可動範囲が広く調整がしやすいのが非常に良いと思いました。
耐久性はわかりませんが、レビューでは2,3年でダメになるような物ではないみたいです。
なんだかんだ言ってやはりモニターアームは便利です。このAmazonベーシックの製品は、可動範囲も広いので使いやすい。
取り付けた後でも簡単にモニターの高さ調整ができるので、僕が以前使っていたものとは雲泥の差でした。
邪魔な時にはデスクの奥に押し込められるので机の上が広く使えます。
シングルモニターでの使用でも、モニター下が使えるので、キーボードやマウスをしまったり電源タップ、USBハブなんかを置けたりするので、PC周りが片付きます。
PC周りが片付くので、作業効率も上がって投資した分はすぐに回収できるんじゃないかなと思います。
ちなみに、僕はモニターアームの使用は初めてではなく今まで使っていたのは下の写真のタイプでした。
このタイプは値段が高くないので、導入はしやすいですが、高さの調整は一度すると基本的に変更できません。
ポールの接続部分を緩める必要があるのでしょっちゅう上下に動かす人には向きません。
あと、それぞれの軸の部分がかたいので、油を塗ったりねじを緩めたり調整しないと予期しない所が可動してしまいます。
逆に言えば用途に合えば値段の安いこちらでもモニターアームの良さは味わえます。
この製品はエルゴトロンのOEM製品なので、エルゴトロンのモニターアームの別売りパーツも使用可能です。
本製品との違いは下記3つくらいでしょうか。
- 色
- ロゴ入り
- 説明書
アマゾンのロゴもそれほど目立ちませんし、説明書はしょぼいですが、組み立てには何の問題もありませんでした。
Amazon Basicの製品はセールで安くなる事が多いので、性能が同じであることを考えるとこちらを選ぶのが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、また。
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