初めてAmazonで買うときの知っておくべき4つのポイント

ネット環境さえあればいつでもどこでも欲しいものが買えるAmazon。

夏のプライムセールや秋のブラックフライデーのセール等は色々な商品がかなり安く買える印象ですが、実は中にはそれほど安くなかったり通常のタイムセールと変わらない値段だったりするものもあります。

期間限定のビッグセールだからと急いで買ったけれど、普段のタイムセールで同じような値段で売っていて損した気分とか、セールにあおられていらない物を買ってしまった、なんていうのはもったいないですね。過去の値段がわかればこんなことにはならないのにと思ったり。

さて、今回はAmazonを利用するときの下記の注意点をまとめてみました。

  • まずは知っておくべき基本・出荷元と販売元
  • ほしいものリストの落とし穴
  • 過去の値段をチェック
  • Amazonを騙るフィッシングメールの見分け方

Amazonのヘビーユーザーなら常識なことばかりですが、初心者にはトラブルを回避したり買って後悔しないために知っておいて損はない情報です。

夏のプライムセールや秋のブラックフライデーで安くなってお得に欲しいものが買えるイメージのあるAmazonですが、実はこういう大きなセールでもそれほど安くなかったり、通常のタイムセールとほとんど変わらない値段のものがあるのはご存じでしょうか?

また、物欲を管理するのに使えるほしいものリストも注意しないと購入時に落とし穴があります。

今回は、Amazonで買うときに注意したいポイントを紹介していきます。

最後に、日々大量に届くAmazonを騙ったフィッシングメールとAmazonからのお知らせの判別方法も紹介します。

目次

出荷元と販売元を確認しよう

Amazonの商品情報には出荷元販売元の情報があるのはご存じでしょうか。

値段しか見てないよって方は、これからはここも要チェックです。

パソコンのブラウザで見た場合は右側、金額の下の方にあります。(赤枠部分)

この出荷元と販売元のパターンは3つあります。

1つ目は両方ともAmazon。

2つ目は出荷元がAmazonで、販売元が業者(又は個人)。

3つ目が両方とも業者(又は個人※モザイクかけてます)。

出荷元・販売元Amazonの場合

これが一番基本であり、一番安全なパターンです。

Amazonが販売し、Amazonの倉庫から商品が発送されます。買った商品に問題があればカスタマーサービスに連絡して対応してもらえます。

同じ商品で上記3つのパターンがあった場合、両方ともAmazonのパターンを選ぶのが一番無難です。

出荷元Amazon・販売元業者の場合

これは、業者が商品をAmazonの倉庫に送り、Amazonが商品を保管し注文が入ったらAmazonが発送するというもの

では、最初のパターンと何が違うのかというと商品の品質に差が出てくるものがあるという事。

販売元が有名な会社であるならばあまり問題ないですが、これが個人の業者である場合、個人が商品購入してAmazonの倉庫に送るまでの間自宅で保管することがほとんどだと思いますが、そのときに商品の箱に傷がついたり色褪せたりする可能性があるわけです。

また、こういう個人の業者がAmazonに商品を送る場合たくさんの商品を1つの段ボールに詰め込んで送るので、その際に箱がつぶれてしまうという事もあります。

こちらも商品に問題があった場合カスタマーサービスに連絡しますが、販売元がAmazonの時と全く同じ対応にならない可能性があることは肝に銘じておきましょう。

それでも商品はAmazonの倉庫にあるので、発送されないというトラブルはありません。(発送されなかったときはカスタマーサービスへ連絡しましょう)

例の写真にあげたAnkerのように、Amazonでの販売で有名になった会社もありますが、有象無象の会社があるのも事実です。
ほとんど聞いたこともないような業者から買う場合は、評価をみたりネットで調べたりするのがよいでしょうね。
商品写真だと綺麗でも送られてくると汚いビニール袋に入っていて、商品が傷だらけなんてこともあるので・・・

出荷元・販売元ともに業者の場合

このパターンが一番気を付けたい。

というのもこの場合商品は、業者から直接送られてきます

発送にAmazonが関与しないので商品が送られてこないというトラブルも発生しています。

しかも何らかのトラブルがあると多くの場合直接業者とやり取りが必要になるようです。業者が外国にある場合にはクレームも外国語で行う必要があります

すべての業者が悪いわけではないですが、あえてリスクを踏みに行く必要はないでしょう。

よほど希少でほしい物がない限りこのパターンの商品は買わないことをお勧めします。

ほしい物リストの落とし穴

以上の基本をまず抑えておいて、続いてはほしい物リストについて。

ほしい物リストはAmazon内にある商品で買いたい物があった場合に、リストに追加して後で色々検討に使える便利な機能です。

グループ分けができたりメモ機能があったりして色々使えるのですが、ここにも一つ注意点があります。

ほしい物リストから直接カートに入れない

ということ。

リストに追加した時とは違う業者の場合がある

例えばほしい物リストに追加したときは出荷も販売もAmazonだったが、いざ買おうとしたときに別の業者の販売になっていることがあるといことです。

Amazonの在庫が無かったり、Amazonの価格よりも安い価格になっているなどの場合、こういうことが起こることがあります。

実際にあったのは、Amazonの公式価格より1円だけ安くして商品の販売元がその業者になっていたことがありました。

必ずそうなるというわけではないのですが、気づかずに購入手続きをしてしまうと意図しない業者から買ってしまうことになってしまいます。

いきなりカートには入れない

面倒だけれど、いったん商品のページに行って販売元を確認してからカートに入れましょう。

どのような不都合があるのか

ほしい物リストから直接カートに入れて購入したら、意図しない業者だった場合にどのような不都合があるのか。

まずは、先ほど書いたように商品の品質が落ちる可能性があること

洗剤のようにそれほど問題にならない物なら良いですが、箱の綺麗さも含めて購入した製品の場合、箱が破損していたり色あせてしまっているなどの可能性があるわけです。

返品で対応も可能なこともありますが、手間がかかる分時間を無駄にしてしまいます。

もう一つの理由は、余計な料金が取られている可能性があること

稀なケースではあるのですが、商品自体の値段は安く設定して配送料を高額設定していることがありました。(以前ほしいものリストにいれている商品に配送料15,000円というものがありました。)

もし、ほしい物リストから直接カートに入れても購入手続き画面で確認すれば問題はありません。

ただ、何らかの拍子に確認を忘れる可能性もありますし、特にAmazonでの購入に慣れてくると結構おろそかになりがちなのでご注意ください。

過去の値段をチェック

Amazonの最大のセールと言えば夏のプライムセール。最近はブラックフライデーのセールにも力を入れているようで今年も色々な商品がセール品として売られていました。

しかし、Amazonの商品の中には実は毎日価格が変動している物があるのをご存じでしょうか。昨日2000円で売っていたものが今日は1500円になっていたりします。

どうせ買うならなるべく安い時に買いたいものですが、日々チェックしていないとなかなか難しいものです。

また、最初に書いたように大きなセールでも必ずしも一番安いというわけでもない商品もあり、日々のタイムセールと同じ価格だったりします。

ブラウザの拡張機能Keepaを使う

いくらが一番安いのかを知るには過去の値段がわかればいいわけで、それができるのがこれから紹介するKeepaというソフト。

Keepaを導入するとAmazonの商品画面に画像の赤枠部分が追加されます。これがこの商品の価格の推移を表しています。

オレンジ色の線が、販売元がAmazonの価格です。青い線がマーケットプレイスによるAmazon以外の業者の値段になります。

これは、みんな大好きプロテインのザバスの価格ですが、こうやってみるとちょくちょく価格が変動しているのがわかると思います。

細かい値段を知りたい場合は、グラフの一番上の線にマウスのカーソルを合わせると表示されます。

この画像の場合12月17日の11時23分の値段が、4140円だったことがわかります。

それでは、最近で一番谷底になっている所の値段を調べてみます。カーソルを合わせると・・・

2925円でした。現在価格よりも1000円位の差があります。かなり安いですね。

これはブラックフライデーのセール期間だったのでかなり値下げされていました。この商品はブラックフライデーで買えばかなりお得だったことがわかります。

これだけの値下げではないにしても、例えば11月1日付近も少し安くなっていることがわかります。

Keepaを使えば今の価格が安くなっているのかそうでないのかが一目でわかります。

画像赤枠部分で表示させる期間を変更ができます。1年間の表示に変更してみました。

この商品はAmazonでは通常4000円前後で売られていることがわかります。

赤丸の所はタイムセールを表しています。7月にあるという事はプライムセールの時に大幅な値下げされていたようです。

ちなみにAmazonの価格よりマーケットプレイスによる業者の値段の方が安くなっていますが、運送費がかかって結局高くなる可能性もあるので注意が必要です。

Keepaを使えば過去の値段がすべてわかるので、高値掴みの心配がなくなりますし、セール時の価格も本当に安くなっているのかも一目瞭然です。

残念ながらいつ安くするのかまでは把握できませんが、過去の価格がわかるだけでもかなり便利になるのではないでしょうか。

Keepaの導入方法

ここからは、ChromeでのKeepaの導入方法について記載していきます。

今回の説明ではパソコンのブラウザでの導入方法になります。スマホの場合は、Keepaのアプリをダウンロードして使うことになります。

まずは、ここからChromeの拡張機能をダウンロードするサイトに行きます。

サイトでは左上の「ストアを検索」といある所に「Keepa」と入力します。

おそらく一番上に出てくるので、「Keepa-Amazon Price Tracker」の部分をクリックします。

次の画面では右上の「Chromeに追加」のボタンをクリックします。

そうすると画像のようなウィンドウ画面が出てくるので、「拡張機能を追加」をクリック。

これでAmazonのサイトで商品サイトを見るとKeepaの画面が追加されます。

Keepaはこれ以外にもいろいろ機能があるので興味のある方は調べてみるとより便利使えるかもしれません。

Amazonを騙るフィッシングメールの見分け方

メールを使っていると日々届くスパムのメール。

銀行や通販、果ては税務署を騙ってあの手この手でこちらの個人情報やカード情報を引き抜こうとする、特に危険なのがフィッシングメール

その中でもAmazonを騙った物は非常に多い印象です。大抵はフィルタリングで迷惑メールとして判定されるものがほとんどですが、たまにすり抜けて受信箱に入っていたりします。

その頻度は使っているメールサービスにもよりますが、Yahooメールが特に多い気がします。

一番簡単な見分け方は、相手のメールアドレスを確認すること。ほとんどのフィッシングメールはこのアドレスがいい加減なものなので簡単にわかります。

しかし、迷惑メールのフィルタリングを抜けてくるメールの中には、公式と全く同じ物も存在します。そうすると、メールアドレスだけでは判別ができません。

Amazon公式からのメールの確認方法

Amazonからの本当のメールなのかフィッシングメールなのかわからない場合は、Amazonのサイトから確認することができます。

まずは、Amazonのサイトに行きます。

続いて右上の「アカウント&リスト」をクリックします。

アカウントサービスのメニューが出てくるので、左下にある「メッセージセンター」をクリックします。

そうすると、Amazonから送られてきたメッセージのすべてが記載されたリストがでてきます。

以前に注文したことがある場合は、商品の発送や配送状況のお知らせがあると思います。

このリストの中に調べたいメールが含まれていなければ、それはフィッシングメールである確率が非常に高いです。

これでもまだ不安を感じる場合は、Amazonに直接聞いてみることをお勧めします。

まずは、身に覚えのないメールは触らないという事が大事です。これを徹底しておけば基本的に安全です。

ちなみに、Amazon Audibleからのメールはこのリストには記載されないようです。

まとめ

  • 販売元をチェック。ここが「Amazon」の物が望ましい。
  • ほしい物リストからカートに入れる場合は注意。販売元が変わっている可能性あり。最終確認を忘れずに。
  • 価格は常に変動している。セールだから一番安いとは限らない。Keepaで確認しよう。
  • Amazonを騙るフィッシングメールは多い。不用意にメールのリンクは開かない。Amazonのサイトで確認。

以上Amazonで購入するときの注意点を解説してきました。

基本的には普通に買い物していても問題ないですし、何かあればカスタマーサービスに連絡すれば大体の問題は解決できますが、やはり手間と時間がかかります。回避できるトラブルならわざわざ巻き込まれる必要はありません。

面倒なトラブルは避けて楽しいネットショッピングを。

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